峻岳[語句情報] » 峻岳

「峻岳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

峻岳の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鍵から抜け出した女」より 著者:海野十三
いた扉がギイッと音をたてて外へ開いたのだった。渓谷のような深い失望から、たちまち峻岳のように高い喜悦へ、――。 (そうだ。杉箸の棒は折れたけれど、折れる前に、扉....
単独行」より 著者:加藤文太郎
落あるいは山小屋にいたり、優れたる案内人や好指導者を有する登山隊の足跡を追うて高峻岳に登攀せんとするものがあると伝えられる。もし真なりとせば、かくの如きことは絶....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
う存じます。 公子 いや、そんなに謙遜をするには当らん。陸には名山、佳水がある。峻岳、大河がある。 美女 でも、こんな御殿はないのです。 公子 あるのを知らない....
わが童心」より 著者:佐藤垢石
黙然と座している。これが、信州南佐久の蓼科だ。 それに連なって、西南の空は遠い峻岳高峰が居並び、まことに絢爛たる眺めである。秋も終わりに近づいて、そろそろ稲の....