峻峭[語句情報] » 峻峭

「峻峭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

峻峭の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山月記」より 著者:中島敦
に登り、友人の少かった李徴にとっては、最も親しい友であった。温和な袁※の性格が、峻峭《しゅんしょう》な李徴の性情と衝突しなかったためであろう。 叢の中からは、....
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
いか」 「そうさ、当人に云わせるとすこぶるありがたいものさ。禅の機鋒《きほう》は峻峭《しゅんしょう》なもので、いわゆる石火《せっか》の機《き》となると怖《こわ》....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
根でも、蔵王、鳳凰、地蔵岳、金峯山の山々でも、時により、ところによって、おのおの峻峭《しゅんしょう》な表情をして見せるのに比べると、海というものはさっぱり張合い....