嵩張る[語句情報] » 嵩張る

「嵩張る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

嵩張るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
し穀物の場合には、三、四箇月遅延しても最も複雑な窮乏が生ずるのであり、また穀物は嵩張るので、国王は一般にほとんど完全にその忿怒に出ずる目的を達することが出来るで....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
四谷へと出掛けて行きました。 国さんは午後四時頃に帰って来た。 見ると、何か嵩張る箱のようなものを背負って、額に汗を掻いて大分|疲労れた体である。まだ馬車も....
グーセフ」より 著者:神西清
、真黒な煙……。 頭の上で誰やら大声を出す。水夫が四五人駈けつける。甲板を何か嵩張るものでも引摺る様子だ。それとも何かがどしんと落ちたのかしら。また駈けて行っ....