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「嶂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

嶂の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
戯作者」より 著者:国枝史郎
人者、誰一人歯の立つ者はなく、版元などは毎日のように機嫌伺いに人をよこし、狷介孤の彼の心を努めて迎えようとした程である。 「八犬伝」の最初の編が一度市場へ現わ....
三人の師」より 著者:上村松園
は栖鳳門下からなりたっていると言っても過言ではない。 橋本関雪 土田麦僊 西山翠 西村五雲 石崎光瑤 徳岡神泉 小野竹喬 金島桂華 加藤英舟 池田遙邨 八田高....
絹と紙の話と師弟の間柄の話」より 著者:上村松園
こそこの世で唯一人の頼む人で他には比較されるべき人さえない筈なのです。 西山翠さんの容子や言葉扱いが、ふとするとそっくり栖鳳先生に似通ったもののあるのを感じ....
昔のことなど」より 著者:上村松園
で先生に似るものかと感心さされたことがありましたが、その後気がつきますと西山(翠)さんが莨を喫んで居られるとその手付きが先生にそっくりなのに驚いたこともありま....
平ヶ岳登攀記」より 著者:高頭仁兵衛
根、男体山、赤城山、浅間山、富士山からも見えるには、見えているはずであるが群峰畳の中にあるから、その独特の形状を認められることが出来ない、平ヶ岳の偉大なる山勢....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
上宮川原「信濃、上宮川原、嘉門次」、左の方数丁には、南穂高の南東隅に当る赭色の絶。一休して、この川原を斜めに右方に進み、ベニハナイチゴ、ミヤマナナカマド、ミヤ....
西航日録」より 著者:井上円了
夜に入りてメッシナ海峡を通過す。ときに晩望の詩あり。 峡間船欲入、山影落闌干、雲晩来霽、満天雪色寒。 (メッシナ海峡に船はさしかかれば、山の影は船の闌干にうつ....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
たいどこの国であるのかわからない。) 船入(船は伊太利海峡に入る) 截欄、雲晩来霽、満天雪色寒。 (波を切りさいて伊海峡に入れば、船は静かにして好んでてす....
三国志」より 著者:吉川英治
いた。 その昔、いかなる王侯が居を構えていたものか、規模広大な山城であるが、山の塁壁望楼はすべて風化し、わずかに麓門や一道の石階などが、修理されてあるかに見....
私本太平記」より 著者:吉川英治
まり遠くまでの展望はきかない。 ひがしの北山、前面の肩衝山、ほか幾ツもの小さい巒や峰が、ふところの襟もとをなしていて、麓からの中津原道、観心寺道、ほか一道の....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
。其処から一段高く破風を抜き上げて、大伽藍の岩の屋根を見せているのが奥不帰岳の連だ。雪の漆喰がボロボロに剥げ落ちて、赭茶化た石の瓦に偃松の古苔が蒼黝く蒸してい....