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嶮隘
「嶮隘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
次に云う、「今夜鶏明道明寺に会し、黎明以前に国分の山を越え、前後隊を合し、東軍を
嶮隘に邀え、三人討死するか両将軍の首をとるかを決せん」と。軒昂として訣別の杯をか....
「三国志」より 著者:吉川英治
を仰ぐと、両側の絶壁は迫り合って、樹木の枝は相交叉し、天もかくれるばかり鬱蒼たる
嶮隘な道へさしかかった。 陽かげに入って、※統は、ほっと肌に汗の冷えをおぼえな....
「三国志」より 著者:吉川英治
道はおよそ二条しかありません。一は、夾石道、二は桂車の路です。しかもその二路とも
嶮隘で奇計を伏せて打つには絶好なところですから、もしお許しを得るならばそれがしと....