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巌流島
「巌流島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
巌流島の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「安吾武者修業」より 著者:坂口安吾
割ってしまったので、これを十字打ちと伝えている。ちょうど宮本武蔵と佐々木小次郎が
巌流島で勝負を決したのと同じころの出来事である。 又七郎は諸方から仕官をもとめ....
「脱出と回帰」より 著者:中井正一
本武蔵が、主君をいろいろ変えているが、領主になるほどの器量でない一芸の士であり、
巌流島では、大衆にかたずをのませ、今もなお、大衆の娯楽の種になって、映画会社の弗....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いうのみでなく、精神的に観ても、すでに或る高い境地に近づきかけていた跡が見える。
巌流島で佐々木小次郎を打ったのが二十九歳だったという。それから三年後、元和元年の....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
ているようですね。平家の船団が拠った引島(彦島)は、さっきの駅に近い方です。ええ
巌流島に近い……。もっと上へ登ってみましょうか」と、悟空子のいうがままに、和布刈....
「小説のタネ」より 著者:吉川英治
たのも僕の創作といっていいし、佐々木小次郎も、「武芸小林」そのほかの小伝記には、
巌流島の時、六十何歳の老人であるとも、また二十歳がらみであったとも、両説があった....