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川上音二郎
「川上音二郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
川上音二郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
。三月の第二回興行には紫紅君の「歌舞伎物語」四幕が上場された。その年の七月、かの
川上音二郎君が私をたずねて来て、新たに革新興行の旗揚げをするに就いて、維新当時の....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
とが非常に困難になってきている。新派は十九世紀の終りの日本に歌舞伎にあきたりない
川上音二郎一派によって創立された。新派の俳優たちは、彼等の常套な演技と封建的な内....
「中条精一郎の「家信抄」まえがきおよび註」より 著者:宮本百合子
たわけである。父がまだ出立しないうち、一夜本郷座でシェクスピアの「ハムレット」を
川上音二郎一座が演ずるのを見物した。五つ位の娘であった私の茫漠とした記憶の裡に、....
「マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
まり過去の一切をあからさまにしたくない現在であるかも知れない。彼女の過去は亡夫|
川上音二郎《かわかみおとじろう》と共に嘗《な》めた辛酸であった。決して恥ずかしい....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
に誘《いざな》い、自《みずか》ら築地《つきじ》なる某教会に送り届けたりき。 三
川上音二郎《かわかみおとじろう》 これより先、大阪滞在中和歌山市有志の招待を得....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
ここではただ、それが角藤定憲という自由党の一壮士によって大阪に創められて、さらに
川上音二郎によって東京に輸入されたということだけを註して置きたい。角藤に芝居を勧....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
月、歌舞伎座にて福地桜痴居士作「春日局」を初演。団十郎の春日局、好評。 ○六月、
川上音二郎、藤沢浅二郎の書生芝居が中村座に乗込み、意外の大入りを占む、東京におけ....