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川中島
「川中島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
川中島の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「川中島合戦」より 著者:菊池寛
川中島に於ける上杉謙信、武田信玄の一騎討は、誰もよく知って居るところであるが、其....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
和して、尾州長島の居城に帰った。更に森勝蔵長勝は、上杉家と争って居たのだが、信濃
川中島へ退き松本を経て、美濃に退いて居た。さて最後に、羽柴筑前守秀吉であるが、当....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
として由々しかった。 名に負う永禄元年と云えば、上杉謙信を相手とし、信州｜更級
川中島で三回寄せ合った合戦の中、二回目を終えた翌年のことで武田家にとっては栄華の....
「相馬の仇討」より 著者:直木三十五
「弥五郎待っていろ」 と、不審がって見送っている女中をあとに寄席へきてみると、
川中島の大合戦、外まで洩れてくる。 「さっと吹払う朝風に、霧晴れやったる、
川中島....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
つとはあるまいな、戦国の時代ではまさにあれが両大関だ」 「それはそうに違いない、
川中島の掛引《かけひき》は軍記で読んでも人を唸《うな》らせる、実際に見ておいたら....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《あめ》えもんだ、おれは今日から百姓になる！」 さては先生、先日の芝居で、信州
川中島の百姓たちが、大いに農民のために気を吐いたのを見て、忽《たちま》ち心酔し、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
やでも善光寺。今晩はここで、思う存分月見をしようといい出しました。 信州名代の
川中島。月はよし、風はなし、前途の心配はなし。米友を促して、渡し場から莚《むしろ....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
と並んで女の顔が映りました。確にそれがお雪の面影。 それぎり何事もなく、汽車は
川中島を越え、浅間の煙を望み、次第に武蔵の平原に近づきまする。 上野に着いたの....
「決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
一戦はバイより出づ 余はバイなり 悪逆無道の山蛸をただ八ツ裂きにせんのみ
川中島に立ち大本営を望見す ひそかに戦備をととのえ、八月十四日に至って、春日山....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
て見ると、それが相馬家の系図であって、相馬は遠く平将門を祖とすることが判り、別に
川中島の戦いにおける武田信玄の感状なども添うているところを見ると、私どもの祖先は....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
使つたことがあつた。伊藤や淵君ももちろん使われた仲間であるが、ある時歌舞伎座で「
川中島合戦」をやつたとき雑兵に使われたことがあつた。 そのときの伊藤の話による....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
剣光帽影が閃めいたのがハッキリ目の前に浮んで来る。 「霧立ち罩むる犀川を」という
川中島の戦いの歌を誦する度びに私は馬洗川や、西城川の霧のことを連想した。白帆会と....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
蔵や、どれもみな立派なものであったらしかった。それはその後にも各座で上演される「
川中島東都錦絵」で、今でもこの狂言の噂を聞くたびに、わたしはそぞろに幼い昔が懐か....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
。 ○六月、大阪の市川右団次上京して猿若座に出勤し、中幕に望月を勤む。一番目は「
川中島」、二番目は「大丸屋騒動」。団十郎、菊五郎、左団次は勿論、家橘、芝翫、高助....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
後ろからキッと引き締めて、首で結んで、あまりを長く垂らした、まるで白い兜を冠った
川中島の信玄といった風である。 こうして私は国境安別の砂浜に立ったのであった。....