川止[語句情報] » 川止

「川止〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

川止の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仇討たれ戯作」より 著者:林不忘
お家重代の宝物の紛失、忠臣の難儀、孝子の旅立ち、忠僕の艱苦、道中の雲助、大井川の川止め、江戸へ出ると三社前の水茶屋女、見覚えのある編笠姿、たそや行燈、見返り柳、....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
めた旅行をせねばならぬのである。 ところがこの頃は東海道を初め、どの道筋でも『川止め』という厄介な事があった。雨が降続いて川が増水すると、危ないというので渡し....
南国太平記」より 著者:直木三十五
一番水の無い、膝通水の時の賃金は、人足一人が四十文で、乳下水に少し水嵩が増すと、川止めになるのであった。 水嵩が増しそうな気配だと云うので、旅人達は急いでいた....
私本太平記」より 著者:吉川英治
り頃大がかりな筏組を作らせ、両岸へ綱を張って、無二無三渡られたが、足利殿は、まだ川止め状態のまま、府中にお泊りらしい御様子、と。 「そうか。向う岸まで手繰り綱が....
私本太平記」より 著者:吉川英治
を知った。 押送の同勢は、やがて東海道の泊りを、かさねていた。 木曾川で数日川止めに遭ったほか、概して道中の日和はよかった。ただし護送|輿の足なみ。いやでも....
私本太平記」より 著者:吉川英治
た。古市だけではなく、玉手、柏原、恵我、高安あたりの散所民もまた、呼応して、 「川止めの関を解け」 「稼業ができぬ」 「おれどもを、干ぼしにする気か」 「辻結び....