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川蒸気
「川蒸気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
川蒸気の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
模様が違います。当今は鉄道汽車が出来、人力車があり、馬車があり、又近頃は大川筋へ
川蒸気が出来て何もかも至極便利でありますが、前には左様なものがありませんから、急....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
ってもらった。 ある朝庸三は、川沿いのその一室で目をさました。忙しいモオタアや
川蒸気や荷足の往来が、すでに水の上に頻繁になっていた。 昨夜彼は書斎の侘しさに....
「宇宙爆撃」より 著者:蘭郁二郎
では申し上げられません気持でした、当支所はポンチャナクからカプアス河を、薪をたく
川蒸気に乗って四日目につくシンタンの近くにございます、四月と十月の季節風交替期の....
「市川九女八」より 著者:長谷川時雨
った時、あたしはまだ小《ち》っぽけでした。お揃《そろ》いの浴衣《ゆかた》を着て、
川蒸気船の着く、万代《ばんだい》橋の川っぱたまで、お迎えに出ていましたっけ。」 ....
「深川女房」より 著者:小栗風葉
気位が高いから船乗りが厭だてえのは間違ってる。そりゃ三文渡しの船頭も船乗りなりゃ
川蒸気の石炭|焚きも船乗りだが、そのかわりまた汽船の船長だって軍艦の士官だってや....
「随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
い。――ことに、阿蘭陀《オランダ》甚句の得わかぬ文句、テリガラフや築地の居留地や
川蒸気などそんな時代の大津絵や。 それから子供がいやいや三味線を引っかかえてお....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
い。――ことに、阿蘭陀《オランダ》甚句の得わかぬ文句。テリガラフや築地の居留地や
川蒸気などそんな時代の大津絵や。 それからこどもがいやいや三味線を引っかかえて....