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川遊び
「川遊び〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
川遊びの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猿小僧」より 著者:萠円山人
さい七つになる児《こ》は天子様のお世継ぎの太子様であった。或る日、十三人は揃って
川遊びに行った途中、お伴の者の船にはぐれて悪者共に捕えられたのであった。小僧はそ....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
その他にも、名古屋出身のものは大ていみなこの観海流を泳いだ。 子供の時からよく
川遊びや海遊びはやったが、ぱちゃぱちゃ騒ぎ廻るほかにまるで泳げなかった僕は、実に....
「苦しく美しき夏」より 著者:原民喜
を疼くのをおぼえた。殆ど祈るような眼つきで、彼は空間を視つめていた。と、遠い昔の
川遊びの記憶がふと目さきにちらついて来る。故郷の澄みきった水と子供のあざやかな感....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
流にあたり、伯耆境から源を発して、北備後をめぐり流れている。私は八、九歳ころから
川遊びを覚えた。初めは浅い所でペチャペチャやってたが、分家の武村の良一という年上....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
おさがしでございますの」 「いや、多聞丸(正行)よ」 「見えませぬか」 「また、
川遊びかと思うて、崖をのぞいてみたが、今日は、どこの子供らの声もせぬ」 「では、....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
て一同に悲しみ泣くとあるが、これを他のいろいろの実例と合わせ考えると、三月三日の
川遊びも山遊びも、始めの趣意は神送りであって、藁の人馬の腹のところを苞形にこしら....