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「巡洋艦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

巡洋艦の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三つの窓」より 著者:芥川竜之介
二万噸の××は白じらと乾いたドックの中に高だかと艦首を擡げていた。彼の前には巡洋艦や駆逐艇が何隻も出入していた。それから新らしい潜航艇や水上飛行機も見えない....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
千年来の父祖の伝統によって、心から簡素な生活に安んじ得る点である。日本の一万トン巡洋艦が同じアメリカの甲級巡洋艦に比べて、その戦闘力に大きな差異があるのは、主と....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
の前方に、大航空母艦レキシントン、アルカンター、シルバニア、レンジァーの四隻、大巡洋艦のポートランド、ニューオリアンス、イリノイ、フェニックス以下の八隻を配列し....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
十分の大本営発表が、硫黄島戦を報ず。「昨日来、敵は上陸意図をあらわし、戦艦五隻、巡洋艦六隻、輸送船等多数あり。これに対してわれは攻撃を加え、戦艦一隻轟沈、巡洋艦....
海底大陸」より 著者:海野十三
ら推して、大砲のようなものもあり、対空砲のようなものもある。これではりっぱな仮装巡洋艦だ。 甲板上のあちこちで大きな号令の声がする。すべったのかと思うように敏....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
三郎の家はすゞが帰ると、切り立ての生花をいけたように、清新になった。 「青島には巡洋艦が一隻と、駆逐艦が四隻も碇泊してるのよ。銃をかついだ陸戦隊があがってたわ。....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
恐竜第六十戦隊の司令パパーニン中佐からの無電を途中からきいたので、 「戦艦八隻、巡洋艦十八隻、航空母艦六隻………」 というところをききもらしていた。だからじっ....
太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
して、ハワイへ向け航行中でありました。日本潜水艦近くにありと知って、五隻からなる巡洋艦隊が厳重に守っています。夜に入ると、×の司令官は四十七隻から成る大商船隊を....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
。あっちの主力艦はわが潜水艦に悉く撃沈されてしまうし、本国まで逃げてかえったのは巡洋艦くらいだろう。アクロンもメーコンも、飛行船という飛行船は、遂に飾りものに終....
東京要塞」より 著者:海野十三
更に国民を愕かせるニュースが入ってきた。 それは例の忠魂記念塔を、某大国の一等巡洋艦がわざわざ積んで、日本まで廻航してくるという報道であった。 「本国政府は、....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
なんて、そんなばかなことがあるものですか。三十五ノットといえば、大型駆逐艦か甲級巡洋艦の速力だ」 と、ハバノフ氏は信用しない。 「いや、ところがちゃんと三十五....
大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
景、U何号がテレスコープを波に沈めんとする刹那、その発射、黒い煙幕のグロテスク、巡洋艦のスピード、殊に戦闘艦においては、近代の陸奥の如く、そのマストが奇怪なる形....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
つがる国陸軍爆撃機の生意気な二列縦隊だった。その真下の沖に、鋼鉄色に化粧した木造巡洋艦が欠伸していた。これは領海に出没する隣国すぺいんの海老採り漁船を追っ払うた....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
に、伊太利は海上封鎖を宣言した。 もともと、両者の海軍力は、戦艦九対十四、装甲巡洋艦九対二の比率で、伊太利側が一倍半の優勢を持していたのである。そこへ、英仏地....
世界の裏」より 著者:国枝史郎
五千の機関車、十五万の客貨車、五千の自動車を、連合軍に引渡し、潜水艦の全部、装甲巡洋艦六隻、海防艦十隻、小巡洋艦八隻、新式駆逐艦五十隻の破壊。その他の軍艦と商船....