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「工具〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

工具の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
員十一名が持って行く品物も集められた。それは諸々の観測器具を始めとし食糧、飲料、工具、通信器、照明灯などの外にダイナマイトと水中鏡も加えられ、これらがずらりと並....
蠅男」より 著者:海野十三
てみて二度びっくりした。倉庫の中には、まだ五つ六つの爆弾やら、蠅男が使ったらしい工具や材料が一杯入っていた。 「さあ、そういうことになると、蠅男はどないして、こ....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
きゅうさいぶっし》がいっぱいはいっている塔だったのである。食糧、衣料、燃料、機械工具などいっぱいつまっている。飛ぶ倉庫だったのである。アメリカの持つすぐれた科学....
骸骨館」より 著者:海野十三
た。その宝石箱には、この工場で使うダイヤモンド・ダイスといって、細い針金つくりの工具をこしらえるその資材として総額五百万円ばかりの大小かずかずのダイヤモンドが入....
金属人間」より 著者:海野十三
《ゆうせい》になった。かれは、どこから出るのか、くそ力を出して、手あたりしだい、工具であろうと、器具であろうと、何であろうと取って投げつける。 蜂矢探偵は、こ....
火星兵団」より 著者:海野十三
からぬいろいろな機械がぎっしりならんでいた。町の工場の機械室でも、これほど機械や工具のととのった部屋はあるまいと思われた。 その部屋で、先生が一番おどろいたの....
月世界探険記」より 著者:海野十三
末路は皆こんなものだ」 と佐々も合槌をうった。 そこで二人は艇内をこじあけて工具をとり出し、パイプと電線とを外から修理して接ぎあわせ、そして新宇宙艇を再び操....
郵便切手」より 著者:宮本百合子
るみ、作業服に白いカラーを見せ、優しくしっかりした横顔を見せている遠景には、何か工具らしいものが覗いている。女子の能力は男子の七十パーセント以上である、近代重工....
人造人間事件」より 著者:海野十三
坪ばかりの部屋だった。沢山の器械棚が壁ぎわに並んでいた。隅には小さい鉄工場ほどの工具機械が据えつけてある。それと反対の東側の窓ぎわには紫色の厚いカーテンが張って....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
になっている。大砲も一門あって、その他の武器も護船用だけのものは備えている。農具工具も着陸早々の実用だけのものは備えている。 さてその次には、この船の中に現在....
殺意(ストリップショウ)」より 著者:三好十郎
工場は閉鎖されない 歯を食いしばって私たちは 昨日死んだ仲間の肉片のこびりついた工具のハンドルにしがみ附いた。 私の通う計器部は その工場の広い敷地の隅に こじ....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
持物にも行事にも色々珍らしいものが見られます。ここの品物でとりわけ不思議なのは木工具でありまして、全く他の日本のものと類を異にし、大変朝鮮のものに近い性質を有ち....
三国志」より 著者:吉川英治
うちに、官渡の北岸に、山ができていた。そも、袁紹は何を考えだしたか、二十万の兵に工具を担わせて、人工の山を築かせたのである。十日も経つと、完全な丘になった。 「....
テレビの科学番組」より 著者:中谷宇吉郎
あるから、全く恐れ入った。 「必要なものは買いますから」という話で、メーター、雑工具、支持台、硝子《ガラス》器類など、一応品目を書き出して渡したが、新しい物理実....