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工手間
「工手間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
工手間の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
云うのだ、此様に直ぐ毀れる物を納めるのア注文先へ対して不実というものだ、是で高い
工手間を取ろうとは盗人より太え了簡だ」 と止途なく罵ります。 ....
「太郎坊」より 著者:幸田露伴
っとした菫花の模様で、焼も余りよくありませんが、こちらは中は金襴地で外は青華で、
工手間もかかっていれば出来もいいし、まあ永楽という中にもこれ等は極上という手だ、....
「活人形」より 著者:泉鏡花
り出し、「へん、好い面の皮だ。嫌否なものなら貰いますまい。女|旱はしはしまいし。
工手間が懸るんなら破談にするぜ。と不興の体に得三は苛立ちて、「汝、渋太い阿魔だな....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
ち十二月に入ると霙《みぞれ》が降り、寒風が吹き込み、仮舎では暮らせなくなった。大
工手間も近郊から出てくるようになり、資材も出回りはじめた。兄弟、従兄弟は協力した....