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工部局
「工部局〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
工部局の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地図に出てくる男女」より 著者:吉行エイスケ
飛行機が一台、上海の空に火薬庫を装置した。 ボルシェヴィキに反対する白系露人が
工部局のロシア義勇兵に続々加盟して、ガーデン・ブリッジ、四川路《しせんろ》橋、蘇....
「見えざる敵」より 著者:海野十三
つかむが早いかすぐエレベーターの方に駛っていた。社長を至急探しださねばならない。
工部局の警官隊がロッジ部長に引率されて、レーキス・ホテルにのりこんできた。休憩室....
「上海の渋面」より 著者:豊島与志雄
の巷である。この辺でたまに、拳銃の音が聞えることもあり、拳銃を手にして駆けている
工部局警官の姿が見えることもあるが、行人はあまり振向きもしない。そんなことはもう....
「秦の出発」より 著者:豊島与志雄
れ、舟で田舎へ運ばれ、肥料として売却されている。この売上代金は更に莫大だ。嘗ての
工部局時代、右の電力費用は年に約百万元だったし、汚水売却の収入は年に約千万元だっ....
「世界の裏」より 著者:国枝史郎
ると、盗まれたのか、置忘れたのか、鞄が無い。 S氏の仰天しまいことか! すぐに
工部局や領事館にとどけ出て、鞄の取り戻しに狂奔した。無能では世界第一の名をほしい....
「上海」より 著者:横光利一
寄せられて、次第に反共産派の工人たちは崩れて来た。 高重は電話室へ馳け込むと、
工部局の警察隊へ今一隊の増員を要求した。彼は引き返すと、急に消えていた工場内の電....