左文字[語句情報] »
左文字
「左文字〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
左文字の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
時の義元の軍装は、赤地の錦の直垂、胸白の具足、八竜打った五枚冑を戴き、松倉郷、大
左文字の太刀脇差を帯びて居た。この大
左文字はすぐに信長に分捕られた上にその銘に、....
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
寸国長の刀。二尺五寸景光の刀。五寸五分倫光の短刀。三日月正宗。郷義弘。国次の刀。
左文字の刀。信虎使用虎の朱印。……信玄軍陣の守本尊刀八毘沙門と勝軍地蔵も宝物の中....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
と彼は机の上の一枚の吸取紙に気がついた。よく見ると、松下一郎様と云う文字が微かに
左文字に見える。肩書の所番地も飛び/\に読めそうだ。 「しめたぞ」 岸本は嬉し....
「稲生播磨守」より 著者:林不忘
刀を受けては、相を案ずる。 奎堂 ははあ、陸奥守包保《むつのかみかねやす》、
左文字大銘《ひだりもじだいめい》に切ってござろうな。左陸奥守――いたって吉相。常....
「刻々」より 著者:宮本百合子
るように、留置場入口のガラス戸にペンキ屋の看板の一部がクッキリ映り、相川と大きな
左文字が読めている。姿は見えず、飛行機の音だけを聞くのは特別な感じであった。しか....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
最後に赤い全体の球を塗りつぶすのであります。 滑稽な事には、自分の署名などは、
左文字で一番最初に、記して置かねばならない事です。 それをうっかりして、先きへ....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
最後に赤い全体の球を塗りつぶすのであります。 滑稽な事には、自分の署名などは、
左文字で一番最初に、記して置かねばならない事です。 それをうっかりして、先きへ....
「森の石松」より 著者:山中貞雄
桝川仙右衛 楠栄三郎 荒川の新太 小森敏 保下田の久六
左文字一郎 酌婦 おろく 伊村利江子 S=街道筋茶店の表 遠州森町の近....