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左派
「左派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
左派の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家庭の幸福」より 著者:太宰治
そのニヤニヤ笑いは、やめろ! あっちへ行け! みっともない。私は社会党の右派でも
左派でもなければ、共産党員でもない。芸術家というものだ。覚えて置き給え。不潔なご....
「ソヴェトの芝居」より 著者:宮本百合子
かれたものだ。 メイエルホリドは、彼の「再建設期のソヴェト劇場の任務」を、この
左派|同伴者《パプツチキ》詩人の作品で、どんな工合に実現して行ったろうか? 主....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
の停頓や逸脱を決して悲しんでいないことは明瞭である。自由党のこの反共声明は社会党
左派といわれていた同党内のより少い反動主義者のグループの一部のものに極めて注目す....
「犯人」より 著者:宮本百合子
囲気をかきたててきたが、今日の『読売』をみると一役すんだのだろう、国鉄中闘委員会
左派十四名免職をトップに、あとは野球、囲碁へと注意を流している。 七月十五日の....
「辞典」より 著者:戸坂潤
までこの言葉の有つ意味の一部分をなしている。 (二)マルクスはドイツのヘーゲル
左派の社会主義乃至唯物論者・無神論者が、結局一種の哲学的空言家であって、社会の現....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
えようとしていると云っているというので、それは技師の心となど云えないこと、未来派
左派が詩で鍛冶派《クーズニッツア》(マヤコフスキー)であった理由、未来派の手法は....
「加波山」より 著者:服部之総
国のスローガンをかざして、明治十七年九月二十三日加波山に旗上げして一敗した自由党
左派の加波山事件は、この村からいって山の反対側にあたる下館《しもだて》を基地とし....
「新撰組」より 著者:服部之総
を中心に、軽格士族が多く組織されていた。ところで肥後に会同した清河その他に、薩藩
左派の抬頭を報じてやがて薩藩極
左派と連絡できる素因をつくったのは長州竹崎の商人|....
「望郷」より 著者:服部之総
った。去年の春、任期を満たした彼は、再び自由党候補を破って再任したが、彼が属する
左派社会党のほかに、労農党と共産党の票が支持していたのである。今年の総選挙で彼が....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
り、とかく勝手の違った感じで苦労した。西尾官房長官に不信任案が出たときも、党内の
左派が同調の動きをみせたので、これをまとめて否決するのに苦労した。 やがて与党....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
軍備を伴奏するのではないかといったふうな、質疑というよりはやや詰問である。以前、
左派の一部の人の文字にも、そんなのを見たが、ずいぶん気をまわすものだと苦笑にたえ....