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左見右見
「左見右見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
左見右見の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
ゝ、是等の大美術書を下駄で踏むのがアテナの神に対して済まないような気持がしながら
左見右見としていると、丸善第一のビブリオグラアーたるKが焼灰で真黒になった草履穿....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
わしいようでふさわしくない、ふさわしからぬようでふさわしい、白猫が一匹出て来て、
左見右見《とみこうみ》、天井の方を向いて前足をのしたかと思うと、竜之助の方へ向っ....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
る。恋人八重が盗人とは! これが彼を男泣きに泣かせたのらしい。 そういう二人を
左見右見しながら、頼母は酸味ある微笑をしたが、やがて提げていた刀の鐺で主税の肩を....