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差しつ差されつ
「差しつ差されつ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
差しつ差されつの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「斜坑」より 著者:夢野久作
のと思って満足したらしい。盃を押しつけに来る者がヤット無くなって、後は各自勝手に
差しつ差されつする。その中にお作がタッタ一人の人気者になって、手取り足取りまん中....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
い中年の男が女に溺れるとダラシがない。酒の味も覚え、お龍をとりまきの老妓役にして
差しつ差されつの食卓の賑やかさ、たのしさ。正二郎はもはや寸刻も離れているのが堪ら....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
いから、上戸は笑い、泣き、怒りとあまり香ばしくもない余興《よきょう》が出るまで、
差しつ差されつ小酒宴《こざかもり》に時を移して、永くなったとはいうものの、小春日....