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「差止める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

差止めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二重心臓」より 著者:夢野久作
も云わないのが不文律みたいになっているから大丈夫だよ。その代り明日になるとキット差止めるとか何とか威かして来るにきまっているんだ。もっとも呉羽さんは、それを覚悟....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
んの前だが、親方は怒ってやしませんか」 「いいえ、別に」 「金助の野郎、出入りを差止めるなんていいやしませんでしたか」 「そんなことはいいやしませんよ」 「それ....
別れたる妻に送る手紙」より 著者:近松秋江
此の形勢では早晩何とか為ずにはいまい。もしそうされたって「売り物、買い物」それを差止める権利は毛頭無い。また多寡がああいう商売の女を長田と張合ったとあっては、自....
快走」より 著者:岡本かの子
ながら急ぎ足で家に帰って来た。彼女はこの計画を家の者に話さなかった。両親はきっと差止めるように思われたし、兄弟は親し過ぎて揶揄うぐらいのものであろうから。いやそ....