己惚れる[語句情報] »
己惚れる
「己惚れる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
己惚れるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
年齢の若さを彼は気にしていたのである。そんな若さで高等学校へはいる者は少いのだと
己惚れることも出来たが、しかし子供っぽく見えるということはやはりいやだった。髭を....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
ったの。ほんとうにお気の毒ですわ。」 だが、Tetrazzini よ。そんなに
己惚れるものではない。女という女は、どうかすると相手の男の胸に、第二第三の新しい....
「僕の読書法」より 著者:織田作之助
い。それに比べると、眼鏡を掛けた作家は云々。僕は眼鏡を掛けていない。だから云々と
己惚れるのである。 そしてまた思うのである。森鴎外や芥川龍之介は驚嘆すべき読書....
「梟の眼」より 著者:大倉燁子
――、現場を見ないんだからねえ」 「じゃ、見せてやろうか」 「オホホホ。そんなに
己惚れると失敗するわよ。耻を掻かせるといけないから、今日はおあずけにして、またこ....