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已来
「已来〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
已来の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
藏さん/\」 と呼びますから大藏は振向いて、 大「いや是れは誠に暫らく、一別|
已来……」 權「うっかり会ったって知んねえ、むお変りがなくって……此処で逢おうと....
「西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
管をして居ります春見丈助利秋の向へ憶しもせずピッタリと坐り、 又「誠に暫く、一別
已来御壮健で大悦至極」 丈「これさ誰か取次をせんか、ずか/\と無闇に入って来て驚....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
ないのだ。 揚り凧 一度は世に捨て果てて顧みられざった名物の凧も、この両三年
已来再び新玉の空に勇ましき唸りを聞かせて、吾儕の心を誘るは何よりも嬉しい。 昔....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、今般御上洛|被仰出折柄難捨置《おほせいださるるをりからすておきがたく》、依之|
已来《いらい》御料私領村々申合せ置き、帯刀いたし居候とも、浪人|体《てい》にて恠....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
しく存候。即ち予州は極めて僻在の地ながら俳句界の牛耳を取る証拠にしてこの事を聞く
已来猶更小生は『ほととぎす』を永続為致度念|熾に起り申候。 編輯上最も面倒なる....
「平民道」より 著者:新渡戸稲造
は吾輩《わがはい》の主張するところでない。吾輩の主張は今回に始った事でなく二十年
已来の所信であった。たまたまこの事を述べてもとかく誤解を来し勝《がち》であるため....