巳の時[語句情報] » 巳の時

「巳の時〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

巳の時の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
柳毅伝」より 著者:田中貢太郎
銭塘君は傲然として言ってから、今度は洞庭君の方を見た。 「さっきここを出てから、巳の時に※陵へ行って、午の時に戦って、帰りに九天へ行って、上帝にその訳を訴えてき....
半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
の日だった処から、巳の日様。――しかし弁財天の御縁日だというので、やがて、皆が(巳の時様)。――巳の時様、とそう云っているのでございます。朝に晩に、聞いて存じな....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
茶の湯の稽古――その頃の人気が思われます。しかし、何だかうら寂しい。 翌日は、巳の時ばかりに、乗合六人、石動山のお札くばりの山伏が交って、二人船頭で、帆を立て....
妖怪学」より 著者:井上円了
与えんと欲するなり。 (一)小児の疳の虫を取るマジナイ この法は、晴天の巳の時に、白|胡麻の油を手の甲、指、額に塗り、日輪に向かいて居らしめ、手合わさし....
法然行伝」より 著者:中里介山
の儀式である。我身に於てはそうするには及ばぬ」 といって取らなかった。二十日の巳の時から紫雲が棚引いたり、円光が現われたり、さまざまの奇瑞があったということで....