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「巴蜀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

巴蜀の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
奇遇」より 著者:芥川竜之介
くしん》見聞録、長江《ちょうこう》十年、観光紀游、征塵録《せいじんろく》、満洲、巴蜀《はしょく》、湖南《こなん》、漢口《かんこう》、支那風韻記《しなふういんき》....
三国志」より 著者:吉川英治
玄徳は、考えていたが、 「なるほど、荊州は江漢の地に面し、東は呉会に連なり、西は巴蜀へ通じ、南は海隅に接し、兵糧は山のごとく積み、精兵数十万と聞く。ことに劉表は....
三国志」より 著者:吉川英治
―君いま、勢いに乗って、江夏、襄陽を衝き、楚関にまで兵をおすすめあれば、やがて、巴蜀を図ることも難しくはございますまい」 「よく申した。まことに金玉の論である。....
三国志」より 著者:吉川英治
なり、今年でもう三十年にもなるが、いかにせん、その悪弊は聞えてきても、中央に遠い巴蜀の地である。令を以て禁止することも、兵を向けて一掃することもできない。 そ....
三国志」より 著者:吉川英治
あるものですな」 それから後、張※はまた、 「てまえに、兵三万をお頒ち下さい。巴蜀のほうに、のこのこ頭を出してきた張飛の軍を、一叩き叩いて後の憂いを断ってきま....
三国志」より 著者:吉川英治
申すのか」 「さればです。臣、草廬を出てよりはや十余年、菲才を以て君に仕え、いま巴蜀を取ってようやく理想の一端は実現されたかの感があります。しかしなおここに万代....