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巻尾
「巻尾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
巻尾の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
の状をあひまもり、他事にましハるへからす、 と記し、神社の事を冒頭に置き、また
巻尾の起請文も貞永式目のと殆んど同一の文を用い、終りに数行の増補をなしたるのみな....
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
気楽だと思う男だが、しかし、文壇の現状がいつまでも続いて、退屈極まる作品を巻頭か
巻尾にのせた文学雑誌を買ったり、技倆拙劣読むに堪えぬ新人の小説を、あれは大家の推....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
のは全く挿絵のお庇だと卑下して、絵が主、作が従だと豊国を持上げ、豊国絵、京伝作と
巻尾の署名順を顛倒さした。事実、臭草紙は勿論、読本にしても挿絵の巧拙善悪が人気に....
「郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
いのように、人里恋しい情緒の中に浸《し》み出している。なおこの「侘び」について、
巻尾に詳しく説くであろう。 柳《やなぎ》散り清水《しみず》かれ石ところところ ....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
めてその名で発表した「小説|八宗」以来知っていた。(この「小説八宗」は『雨蛙』の
巻尾に載っておる。)それ故、この皮肉を売物にしている男がドンナ手紙をくれたかと思....
「上野」より 著者:永井荷風
と言っている。雅談の成った年は其序によって按ずれば癸未暮春明治十六年である。また
巻尾につけられた依田学海の跋を見れば明治十九年二月としてある。 香亭雅談には又....