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巻数
「巻数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
巻数の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
じめ、諸|門跡、比丘尼御所、院家、院室等の名称は廃され、諸家の執奏、御撫物、祈祷
巻数ならびに諸献上物もことごとく廃されて、自今僧尼となるものは地方官庁の免許を受....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
で読者諸君に失礼だが、私が一寸断っておきたいことは、この講座も既に半を過ぎ、残る
巻数も数少く、多忙のためとは云え筆者の怠慢をお詫びしなくてはならないのであるが、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
。豊後の三浦魯一氏の説に(『郷土研究』二巻三号、以下この雑誌を単に『郷』と書き、
巻数と頁数は数字のみ挙ぐる)蛇を川に流しこっちに首を向ければ戻って来る。向う岸の....
「死者の書」より 著者:折口信夫
のであった。一月も立たぬ中の事である。早く、此都に移って居た飛鳥寺―元興寺―から
巻数が届けられた。其には、難波にある帥の殿の立願によって、仏前に読誦した経文の名....
「『井伏鱒二選集』後記」より 著者:太宰治
十三篇を選んで編纂せられたのである。 ところで、私の最初の考えでは、この選集の
巻数がいくら多くなってもかまわぬ、なるべく、井伏さんの作品の全部を収録してみたい....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
あって爾余は我が小説史上余り認められない作家の続貂狗尾である。もっともアレだけの
巻数を重ねたのはやはり相当の人気があったのであろうが、極めて空疎な武勇談を反覆す....
「三国志」より 著者:吉川英治
る蜀の山川谿谷、都市村落、七道三道の通路、舟帆、駄馬の便、産物集散の模様まで、一
巻数十尺の絵巻のうちに写されていた。 「これを開けば、いながらにして、蜀に遊ぶよ....