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巻頭
「巻頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
巻頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
あろう。そうして視覚に関してはアリストテレスが『形而上学《けいじじょうがく》』の
巻頭にいっている言葉がここにも妥当する。曰《いわ》く「この感覚は他の感覚よりも我....
「無名作家の日記」より 著者:菊池寛
いると思う岡本などまでが、俺より急に偉くなったように思われて仕方がない。 俺は
巻頭に載せられた山野の小説「顔」を、恐る恐る読んだ。俺はそれが不出来で、愚作で全....
「獄中記」より 著者:大杉栄
バクーニン、クロポトキン、ルクリュ、マラテスタ、その他どのアナーキストでも、まず
巻頭には天文を述べてある。次に動植物を説いてある。そして最後に人生社会を論じてい....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
バクーニン、クロポトキン、ルクリュ、マラテスタ、その他どのアナーキストでも、まず
巻頭には天文を述べている。次に動植物を説いている。そして最後に人生社会のことを論....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
パズル・ペーパーズ・イン・アリスメチック』は本当に愛すべき書物でありますが、その
巻頭に於ける例題の「解き方」の解説が間違っているのは御愛嬌であります(その書、第....
「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」より 著者:海野十三
こととし、次にこの書に収めた作品についてすこしばかり作者の感想を綴らせてもらう。
巻頭の『十八時の音楽浴』は「モダン日本」の増刊に発表したものである。人間の意志と....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
、一つは作者自身の楽しき追憶のよすがにし、また一つは大方の御参考にしたいと思う。
巻頭に置いた『崩れる鬼影』は昭和八年、博文館から創刊された少年科学雑誌「科学の日....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
年の新年にはS・S・Sの「於母影」が載せられ、ことしは鴎外署名の「舞姫」が附録の
巻頭を飾った。その書き出しが素晴しかった。今までに全く知られなかった新味と独特の....
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
底から気楽だと思う男だが、しかし、文壇の現状がいつまでも続いて、退屈極まる作品を
巻頭か巻尾にのせた文学雑誌を買ったり、技倆拙劣読むに堪えぬ新人の小説を、あれは大....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
この本も今日は絶版かと思う。あまり厚い本ではなく、活字も大きい。青い表紙の本で、
巻頭にファラデーの肖像がある。 第三は、 Michael Faraday. J.....
「周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
社には中世以後時々神領の寄附があって、境内がだんだん増してはいるが、なお往々本誌
巻頭挿入の神護寺旧領地図の境界線と神籠石の線とが一致している。神護寺の領地はすな....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
くは、さらに他地方にも行われたものとして、一般的に通用する説明を求めねばならぬ。
巻頭挿入するところの図版の一つは、東京帝室博物館の所蔵で、故伊能嘉矩君の寄附にか....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
川田順氏著『俊成・定家・西行』もよい。隠者文芸のことについては『隠岐本新古今集』
巻頭の折口信夫博士「隠岐本新古今和歌集の文学史価値」を是非読まれたい。 俊成と....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
め、新しい「白樺」の人たち、武者小路、柳、志賀、里見、萱野の諸君までがロダン号の
巻頭に寄せ書して、あれを読んで片恋の身に相成候とか何とか盛んに慇懃を通じて来たも....
「編輯雑感」より 著者:喜田貞吉
依頼せられたとはいうものの、実は押売り講演であって、その筆記を訂正したのが、本号
巻頭の長編である。 二月下旬同情融和会に於いても、前例によって一席の講演を試み....