巻首[語句情報] » 巻首

「巻首〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

巻首の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
十七年三月橋本進吉 刊行委員附記 この昭和十七年のはしがきは、明世堂刊行の際、巻首に掲げられたものである。今かりにここに移す。 附録 万葉仮名類別表 ....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
新に元気づき、わずかに病床を離るゝと直ぐ例の灌水をはじめ、例の細字の手紙、著書の巻首に入る可き「千代かけて」の歌を十三枚、著書を配布す可き二百幾名の住所姓名を一....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
沙汰《あらためざた》一、至二自今以後一可レ守二此状一也。 とあるに倣うて、その巻首に、 せん/\のせいはいにおゐてハ、りひをたゝすにをよハす、いまよりのちハ....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
る。この書に正保二年の「屋敷附」を以て当時存じていた最古の「武鑑」類書だとして、巻首に載せていて、二年の二の字の傍に四と註している。著者は四年と刻してあるこの書....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
飲まんとすれど夏の沢水、の妙句を附けさせ、俳諧《はいかい》連歌《れんが》の歴史の巻首を飾らせるに及んだ。蠅《はえ》といえば下らぬ者の上無しで、漢の班固をして、青....
細木香以」より 著者:森鴎外
畳に反古張の襖が二枚立ててある。反古は俳文の紀行で、文字と挿画とが相半している。巻首には香以散人の半身像がある。草画ではあるが、円顔の胖大漢だと云うことだけは看....
「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
があった。天皇の御子から分れ出でた家に与えられたもので、新撰姓氏録には特にこれを巻首に置き、その序に、「真人は是れ皇別の上氏なり、京畿を並集して以て一巻となし、....
西航日録」より 著者:井上円了
ともならんと思い、これを削除せずしてそのまま印刷に付することとなせり。一言もって巻首に冠す。 明治三十六年十一月二十日井上円了 しるす 明治三十五年十一月....
すみだ川」より 著者:永井荷風
しは旧著の辞句を訂正した。 大正十年三月春陽堂が拙作小説『歓楽《かんらく》』を巻首に置きこれを表題にして単行本を出した時再び『すみだ川』をその中に加えた。 ....
日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
されている種々の物語も、また神代のと同じであるということ、――神代の物語が記紀の巻首にあり、外観上、歴史的事実の記録のごとく見える部分のあるいわゆる人代について....