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市名
「市名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
市名の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
とり出した。 このとき私たちは、彼女の発議で取ってみた缶詰の羊羹に「日本和歌山
市名産」という紙が貼ってあるその愉快さにおどろいている。和歌山名物缶詰の羊羹には....
「怨霊借用」より 著者:泉鏡花
てな。……はい、ええ、右の小僧按摩を――小一と申したでござりますが、本名で、まだ
市名でも、斎号でもござりません、……見た処が余り小こいので、お客様方には十六と申....
「アインシュタイン」より 著者:寺田寅彦
高いゴチックの寺塔のあるという外には格別世界に誇るべき何物をも有たないらしいこの
市名は偶然にこの科学者の出現と結び付けられる事になった。この土地における彼の幼年....
「時 処 人」より 著者:岸田国士
田原こそは、ワシントンやモスクワとともに、世界の民主主義政治史に残る輝やかしい都
市名となるであろう。 「名物にうまい物なし」というけれども、私はそんなことはない....
「昔の盲人と外国の盲人」より 著者:宮城道雄
昔は盲人に特別の位を与えたものである。よく何市、何市とあるが、あれも
市名《いちな》といって、盲人の位の一つで、一番下である。しかし何といっても一番よ....