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市川猿之助
「市川猿之助〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
市川猿之助の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
彼に適当したものである。これは明治二十二年六月、大坂屋花鳥(坂東家橘)梅津長門(
市川猿之助)佐原の喜三郎(中村駒之助)等の役割で、通し狂言として春木座に上演され....
「怪談会の怪異」より 著者:田中貢太郎
震災の前であった。白画堂の三階で怪談会をやったことがあった。出席者は泉鏡花、喜多村|緑郎、鈴木|鼓村、
市川猿之助、松崎天民などで、蓮の葉に白い強飯を乗せて出し、灯明は電灯を消して盆燈....
「朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
てくれた。 とにかく、私の友達は、この仕事にみんな手つだってくれた。踊りの方は
市川猿之助が主役、女の方の主役は、堀越|実子《じつこ》――市川|翠扇《すいせん》....
「わが童心」より 著者:佐藤垢石
水の俤が夢に残る。人は、その想い出にわれを忘れる。つまり、童心に返るのだ。私は、
市川猿之助の舞踊劇『黒塚』に心酔して、これを三、四回観たのであるが、那智から巡り....
「里の今昔」より 著者:永井荷風
店や飲食店が次第に増えて、賑《にぎやか》な町になるのであった。 震災の時まで、
市川猿之助《いちかわえんのすけ》君が多年住んでいた家はこの通の西側にあった。酉《....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
如き投票は、これが嚆矢なれば、各贔屓連はその運動に狂奔し、開票の結果、市川米蔵、
市川猿之助、尾上菊之助の三優当選せり。 ○十月、神田錦町の新声館にて東京の人形芝....