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布留
「布留〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
布留の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
を流れて行くのが初瀬川である。右近は、 「二もとの杉《すぎ》のたちどを尋ねずば
布留《ふる》川のべに君を見ましや ここでうれしい逢瀬《おうせ》が得られたと申....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
し嫗にしてや斯くばかり恋にしづまむ手童の如」(巻二・一二九)があり、「いそのかみ
布留の神杉神さびて恋をも我は更にするかも」(巻十一・二四一七)、「現にも夢にも吾....
「怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
あるが、本社祭神は大己貴命、相殿として素盞嗚尊、伊弉冊尊、瓊々杵尊、大宮女大神、
布留大神の六座(現在は大国魂神社)。武蔵では古社のうちへ数えられるのだ。 毎年....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
家の屋根が、点々と見えるに過ぎない。 遠いむかし、この辺りは、麻生う里とも、麻
布留山とも称ばれ、とにかく麻の産地であったそうだ。――天慶年中、平将門が、関八州....