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布袋竹
「布袋竹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
布袋竹の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻談」より 著者:幸田露伴
る》でさア」と付足《つけた》した。丸というのはつなぎ竿になっていない物のこと。野
布袋竹《のぼていだけ》というのは申すまでもなく釣竿用の良いもので、大概の釣竿は野....
「道草」より 著者:夏目漱石
非捕りたいと思った。 或日彼は誰も宅にいない時を見計《みはから》って、不細工な
布袋竹《ほていちく》の先へ一枚糸を着けて、餌《えさ》と共に池の中に投げ込んだら、....
「雁坂越」より 著者:幸田露伴
がら、 「お止よ。今じゃあ痛くもなんともないが、打たれた時にあ痛かったよ。だって
布袋竹の釣竿のよく撓う奴でもってピューッと一ツやられたのだもの。一昨々日のことだ....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
になっている。陽が当っていた。狭い庭だが、水のない小池があり、小池と板塀との間に
布袋竹が並んで、風にそよいでいる。北村は濡縁の日向に出て、
布袋竹の茂みに眼をやっ....