帆足万里[語句情報] » 帆足万里

「帆足万里〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

帆足万里の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
永日小品」より 著者:夏目漱石
て、徳利《とくり》のような花瓶《かびん》へ活《い》けた。行李《こうり》の底から、帆足万里《ほあしばんり》の書いた小さい軸《じく》を出して、壁へ掛けた。これは先年....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
あったそうである。 貞固も東堂も、当時諸藩の留守居中有数の人物であったらしい。帆足万里はかつて留守居を罵って、国財を靡し私腹を肥やすものとした。この職におるも....
文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
て水道を通じサイフォンの理を実現したのは金沢城であり、薩藩では理化学を奨励する。帆足万里、三浦梅園は豊後の人である。大阪の緒方塾は実験科学を伝うる上において、け....
由布院行」より 著者:中谷宇吉郎
らしい梅里庵《ばいりあん》という篆字《てんじ》の額も、すべての風物が珍しかった。帆足万里《ほあしばんり》の軸《じく》の前に坐《すわ》って、伯父は今の生活の心安さ....