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「希世〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

希世の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
を国民的精神の第二変遷とす。 その軍事的変遷 革命の騒乱すでに鎮りたり。希世の英雄ナポレオン第一世は欧州全土を席巻したり。南地中海岸より北スカンジナーヴ....
空車」より 著者:森鴎外
らくおく。これを文として視ることをゆるす人でも、古言をその中に用いたのを見たら、希世の宝が粗暴な手によって毀たれたのを惜しんで、作者を陋とせずにはいぬであろう。....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の歴史を言わせれば、太閤ノ時ニ方《あた》リ、其ノ天下ニ布列スル者、概《おほむ》ネ希世ノ雄也、而シテ尽《ことごと》ク其ノ用ヲ為シテ敢ヘテ叛《そむ》カシメザルハ必ズ....
家なき子」より 著者:楠山正雄
なんでも世界でもっとも高名な芸人が出る――それはカピのことであった――それから『希世の天才なる少年歌うたい』が出る。その天才はわたしであった。 それはいいとし....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
て過ぐるを傍観す。動止整然たり。当日、コロンブス発見の往時を回想して一詩を賦す。希世壮図何物遮、閣竜究尽水天涯、当年移殖文明種、今作。 (空前の壮大なる意図はな....