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「帝位〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

帝位の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
惜別」より 著者:太宰治
逐され、これがまあ支那における武力革命の淵源とでもいうのでしょうか、爾来しばしば帝位の巧取豪奪が繰り返され、いずれも事情やむを得ざる Operation であっ....
五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
? ヨーロッパの伝統的な色の言葉で権威、王位、威厳、信仰を意味する。ナポレオンが帝位につくとき背中にひきずった裳は紫ではなかったか。現在でも紫という色は、同じよ....
マクシム・ゴーリキイの伝記」より 著者:宮本百合子
る人々」の数は益々増して来た。一八八一年三月一日、全く予告なく突発した事情の下に帝位に即かせられることになった酒飲みのアレキサンドル三世は、有名なポヴェドノスツ....
『尚書』の高等批評」より 著者:白鳥庫吉
即ち天に關する分子なり。 次に舜典に徴するに、舜は下流社會の人、孝によりて遂に帝位を讓られしが、その事蹟たるや、制度、政治、巡狩、祭祀等、苟も人君が治民に關し....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
そこに文学の写実の意味をおく一種の間違いをおかした通り、ナポレオンについても彼が帝位につくに至った勢いについての評価は決して紙背に徹してはいません。 掛蒲団は....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
にも勝利を占めることになるのである。 イギリスの前皇帝の場合を考えてみたまえ。帝位をなげうって恋に生きる。まことに明朗で、誰もこのお方を軽蔑などしない。むしろ....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
が常にそれに対し払い来った崇敬の念である、と。最も名声ある皇帝は、農民の地位から帝位に即いた。他の一皇帝は、その時まで水で覆われていた数箇所の低地方から運河によ....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
とある「東夷」を始めとして、『経光卿記』に、後嵯峨天皇御即位の時のことを記して、帝位は東夷の計のごとし。とあるなど、その例、枚挙にいとまあらざるなり。また、兼好....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
なくてはなりますまい。 民が皆|傷り害い、皆|痛み悩んでいましたら、 恐れながら帝位の尊厳も贓物になってしまいましょう。 兵部卿 まあ、此頃の乱世の騒は....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
高倉天皇の第四皇子、安徳帝の西海へ遷幸されて後、寿永二年八月に、御年わずか二歳で帝位に即かれた。建久三年後白河法皇崩御の後は、院政を止めて親政にかえり、九条兼実....
古事記」より 著者:武田祐吉
紀は、帝皇の日繼ともいう。一言にして云えば、天皇の歴史である。歴代天皇が、次々に帝位を繼承された次第は、天皇の大葬の時に、誄詞《しのひこと》として唱えられていた....
古事記」より 著者:太安万侶
ら》の大宮において天下をお治めになつた天武天皇の御世に至つては、まず皇太子として帝位に昇るべき徳をお示しになりました。しかしながら時がまだ熟しませんでしたので吉....
三国志」より 著者:吉川英治
、ようやく腐爛と崩壊の兆があらわれてきた。 十一代の帝、桓帝が逝いて、十二代の帝位についた霊帝は、まだ十二、三歳の幼少であるし、輔佐の重臣は、幼帝をあざむき合....
三国志」より 著者:吉川英治
もありますまい」 「そしてどういうのか」 「天子のおことばとして――朕病弱のため帝位を董太師に譲るべしと、偽りの詔を下して彼を召されるのです。董卓はよろこんで、....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
監視兵を配置して冬営に入った。 バイエルン侯がフランスの援助に依りドイツ皇帝の帝位を争い、墺国と交戦状態に在ったため、大王は墺国は自分に対して充分なる兵力を使....