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「帝国主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

帝国主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
時代閉塞の現状」より 著者:石川啄木
青年の間には、さらにいっそう明晰《めいせき》になっている。曰《いわ》く、「国家は帝国主義でもって日に増し強大になっていく。誠にけっこうなことだ。だから我々もよろ....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
すんで度外視すれば、なんという恐ろしい結果が人類に及ぶことであろう。ヨーロッパの帝国主義は、黄禍のばかげた叫びをあげることを恥じないが、アジアもまた、白禍の恐る....
反戦文学論」より 著者:黒島伝治
も、人類の進歩のために肯定するプロレタリアートが徹底的にどこまでも反対するのは、帝国主義××である。即ち、××的、××的戦争に反対するのである。 二....
天馬」より 著者:金史良
朝鮮に出稼ぎ根性で渡って来た一部の学者輩の通弊の如く、彼も亦口では内鮮同仁(日本帝国主義の植民地政策の一つで、朝鮮民族を日本人に同化させるためのスローガン)を唱....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
祝宴は、順調に進んだ。 共産主義から出発したアカグマ国は、途中でいつの間にか、帝国主義に豹変し、今では、昔のスローガンとはまるで反対なものを掲げ、ことにイネ州....
生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
のであります。 それでたとえば満蒙問題なんかもそういうものでありまして、日本が帝国主義で悪いというけれども、しかしそれは悪いという簡単なものではない。それは棒....
入営する青年たちは何をなすべきか」より 著者:黒島伝治
や、親爺や兄弟に向って銃口をさしむけることを強いられる。 そればかりではない。帝国主義的発展の段階に這入った資本主義は、その商品市場を求めるためと、原料を持っ....
赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
いるのだと、少しばかり不安になったということや、到る処の建物や壁や柱などに「打倒帝国主義」だの「掌固革命的民衆基礎」だの「廃除一切不平等条約」だのというスローガ....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ェンやビェリンスキーに傾倒して虚無党思想についての多少の興味をも持っていたから、帝国主義を懐抱して日本の膨脹を夢見つつも頭の隅の何処かで渠らと契合していたかも知....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
にあるのだった。 当時の信心深い人々は、こうした彼女のやりかたを悲しみ、後代の帝国主義的歴史家たちも、いつも、かかる彼女について痛憤の手を絞るのである。なぜ彼....
革命の研究」より 著者:大杉栄
して得られたかということを思うと、その理想がそれによって実現せられるに至ったその帝国主義に対する譲歩や、その後戻りについて、彼等愛国者のために赤面せざるを得ない....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
島がひとり感心している。 太閤さんは演壇の机の水を呑んで、また続けた。 「私を帝国主義のように言う人があるが、それは大きな誤解であって、私は勉めて哲人政治を実....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
和と民主主義をもとめる勢力の増大、なかんずくアジア、アフリカにおける反植民地、反帝国主義の高揚は決定的な力となった大勢を示しています。(拍手)もはや帝国主義国家....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
れた直後でもあるので、私も大いに張切った。そのとき私ども全国大衆党の立候補者は“帝国主義戦争絶対反対”をスローガンとしてかかげた。ところが投票前夜に社会民衆党の....
男の子を見るたびに「戦争」について考えます」より 著者:小川未明
空想として考えることができない程、現実の問題として、真剣に迫りつゝあることです。帝国主義の副産物として、戦争を避け得られないことは、説明すべく、あまりにはっきり....