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「帝国図書館〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

帝国図書館の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
書館へ通う為に何度もこの通りを往復した。道のりは往復一里半だった。大橋図書館から帝国図書館へ。彼は帝国図書館の与えた第一の感銘をも覚えている。――高い天井に対す....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
り古い「武鑑」の類書を見たことがない。降って慶安中の「紋尽」になると、現に上野の帝国図書館にも一冊ある。しかし可笑しい事には、外題に慶安としてあるものは、後に寛....
惜別」より 著者:太宰治
芝公園、隅田堤、飛鳥山公園、帝室博物館、東京教育博物館、動物園、帝国大学植物園、帝国図書館、まるでもう無我夢中で、それこそあなたがさっきお話したような、あなたが....
実際に役立つ国民の書棚として図書館の改良」より 著者:宮本百合子
役に立つだけに図書館の内容が整備されなければなるまい。 現在のところでは上野の帝国図書館にしろ蔵書の量と種目とでは決して満足と云えないし、日比谷の市立図書館を....
蠹魚」より 著者:宮本百合子
もの、及、明治十五年前半期の福島警察枢要書類等である。 東京書籍館は、今の上野帝国図書館の前身である。いつ何処だのかは覚えないが、この書籍館時代の図書館の内部....
生前身後の事」より 著者:中里介山
申すがよろしいと思う。 第四 蔵書は紀念館に保存するが不安ならば一まとめにして帝国図書館に寄附して貰いたい、帝国図書館で相当の好意を以て受付けてくれれば結構だ....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
したが、その十五、六巻までの校正は、大抵一度は潤三郎が見ているのです。その間には帝国図書館その他へ行き、関係資料の蒐集に努めたのです。ついで昭和四年に『鴎外全集....
数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
元の『疇人伝』があるだけで、他にほとんど拠るべき書類もなく、支那の算書といっても帝国図書館などに若干の所蔵があるくらいのもので、資料の欠乏にはいかばかり苦しめら....
書物を愛する道」より 著者:柳田国男
さえ生じたのである。しかもその前代の文献が、日本は又決して少ない国では無かった。帝国図書館などはもう三四十年も前に、両手でも持てない程の目録を発行して居た。この....