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帝国文学
「帝国文学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
帝国文学の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「羅生門の後に」より 著者:芥川竜之介
のない人間になってしまった。
それが彼是《かれこれ》一年ばかり続く中に、一度「
帝国文学」の新年号へ原稿を持ちこんで、返された覚えがあるが、間もなく二度目のがや....
「路上」より 著者:芥川竜之介
けた青年で、『城』同人の中では第一の絵画通と云う評判を荷っていた。これはいつか『
帝国文学《ていこくぶんがく》』へ、堂々たる文展《ぶんてん》の批評を書いたので、自....
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
たものですから、言語学会とか、国学院大学の国語学会で紹介したこともありますが、『
帝国文学』に始めて「国語仮名遣研究史上の一発見」という題で大正六年の十一月号に書....
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
シング、ツー、ゼ、フロントだとか、おれでも知ってる名を使うがいい。赤シャツは時々
帝国文学とかいう真赤《まっか》な雑誌を学校へ持って来て難有《ありがた》そうに読ん....
「山本有三氏の境地」より 著者:宮本百合子
で、肚の中に何かが漸く発育し始めたような気がする。 一九一九年。「津村教授」を
帝国文学に発表。一行の批評も受けず、黙殺される。本田華子と結婚。 一九二〇年。....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
て見ないか。 『早稲田文学』は小説ばかりだからというので不許になった。こんどは『
帝国文学』と『新天地』とを入れて見てくれ。もしできるなら一月頃からのが欲しい。 ....
「兄貴のような心持」より 著者:芥川竜之介
池寛の外は一人もいない。 まだ外に書きたい問題もあるが、菊池の芸術に関しては、
帝国文学の正月号へ短い評論を書く筈だから、こゝではその方に譲って書かない事にした....
「日記」より 著者:宮本百合子
が大変私に機嫌がよかった。嬉しい事である。 一月四日(火曜) 久米正雄氏より『
帝国文学』、手紙 久米さんの所から「金井博士とその子」と云う劇を送って呉れる....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
成功であった。当時の文壇はまだ幼稚であって文学雑誌というものも『早稲田文学』、『
帝国文学』、『めさまし草』、その他一、二あったばかりで競争者が少なかったのにも原....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
応挙と常信の画譜は今でも持っておりますが、あのお離れではじめて知った雑誌の名が『
帝国文学』で、貸していただいて読んだ本が『保元平治物語』と『お伽草紙』です。 ....
「夜長ノート」より 著者:種田山頭火
、秋田雨雀氏、上田敏氏、小山内薫氏、鈴木三重吉氏。…… 早稲田文学、文章世界、
帝国文学、新小説。島村抱月氏、田山花袋氏、相馬御風氏、正宗白鳥氏、馬場孤蝶氏、森....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
『おぼえ帳』の一節となった。 上田博士が帰朝してから大学は俄に純文学を振って『
帝国文学』を発刊したり近松研究会を創めたりした。緑雨は竹馬の友の万年博士を初め若....
「それから」より 著者:夏目漱石
へ一閑張《いっかんばり》の机を据えて、頭痛がすると云って鉢巻をして、腕まくりで、
帝国文学の原稿を書いていた。邪魔ならまた来ると云うと、帰らんでもいい、もう今朝か....