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帝城
「帝城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
帝城の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
と、もう一つには、得体も知れないがまの怪異に悩まされて、いたずらに死を待つよりも
帝城のもとに忠義の死屍を横たえた方が優しであるとも思ったからであった。かれは生き....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
なしに、人間味と原始味の併行した美しさを高めることは出来ない。木曾川を下って、白
帝城に擬せられた犬山城があるために、日本ラインの名を、(好むにせよ、好まざるにせ....
「三国志」より 著者:吉川英治
だけに、物資は富み、文化は絢爛だった。佳人貴顕たちの往来は目を奪うばかり美しい。
帝城は金壁にかこまれ、瑠璃の瓦を重ね、百官の驢車は、翡翠門に花のよどむような雑鬧....
「三国志」より 著者:吉川英治
。これは中策と考えられます」 「む、む。もう一計は」 「ひとまず、兵を退いて、白
帝城にいたり、荊州の守備を強固となし、心しずかに、次の段階を慮ることこれです。…....
「三国志」より 著者:吉川英治
その頃、蜀帝玄徳は、すでに大軍をすすめて、※関(四川省・奉節)に着き、その地の白
帝城を大本営として、先陣は川口の辺りまで進出していた。 ところへ呉の使者として....
「三国志」より 著者:吉川英治
連勝の機をはずさずに、一挙、魏の中核を衝かんものと準備していた。 ところへ、白
帝城の鎮守李厳の一子|李豊が、唐突にやって来た。 (さては、呉がうごき出したので....