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帝室技芸員
「帝室技芸員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
帝室技芸員の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少女地獄」より 著者:夢野久作
緑青《ろくしょう》だらけになって転がっているのでした。その背中の下の方には現在の
帝室技芸員で、帝展の審査員として日本一の有名な彫塑家、朝倉星雲氏のお名前がハッキ....
「回想録」より 著者:高村光太郎
がないと言ってもどうしても本当にしなかった。後々まで何の時もそうで、世間の眼には
帝室技芸員の坊ちゃんという風に映っていたらしい。然し実際は父は死ぬまで産を遺して....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
改めてベンケイが東雲師へ仕事を依頼すべく参ったわけであった。当時の楓湖氏は今日の
帝室技芸員の松本楓湖先生のことで、私よりもさらに五、六年も老齢ではあるが、壮健で....
「三人の師」より 著者:上村松園
新町姉小路にあって、当時幸野楳嶺といえば京都画壇というよりは日本画壇の重鎮として
帝室技芸員という最高の名誉を担っていられ、その門下にもすでに大家の列に加っている....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
ったのでありますが、それはそれとして、今日はその翌年の明治二十三年の十月十一日に
帝室技芸員を拝命した話をしまして、それから楠公の像を製作した話へ移りましょう。 ....
「昔のことなど」より 著者:上村松園
を見て下さったのです。何でも暫くお出入りをとめられていられたのが、丁度楳嶺先生が
帝室技芸員になられて近くお祝をしようということになり、こんな芽出度い折りに塾の先....
「九谷焼」より 著者:中谷宇吉郎
う》の話やらをやたら沢山聞いて来た。 此処《ここ》で結晶焼の菓子鉢を見た。今は
帝室技芸員とかになっている金沢の人が、随分永々苦心して得た焼で、器物の上の方につ....