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「帝業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

帝業の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
に淮西の一布衣より起って、腰間の剣、馬上の鞭、四百余州を十五年に斬り靡けて、遂に帝業を成せる大豪傑も、薄暮に燭を失って荒野の旅に疲れたる心地やしけん、堪えかねて....
三国志」より 著者:吉川英治
しまったのである。 「むかし、漢の高祖は、泗上の一|亭長から、身を興し、四百年の帝業を創てた。しかし、漢室の末、すでに天数尽き、天下は治まらない。わが家は、四世....
三国志」より 著者:吉川英治
」と、魯粛がいった。 「わが君が、一日も早く、九州のことごとくを統べ治めて、呉の帝業を万代にし給い、そのとき安車蒲輪をもって、それがしをお迎え下されたら、魯粛の....
三国志」より 著者:吉川英治
そい御手をのばして、こう宣らせられた。 「丞相よ、ゆるせ。朕、浅陋の才をもって、帝業をなし得たのは、ひとえに丞相を得た賜ものであったのに……。ついに御身の諫めを....