»
帥
「帥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
帥の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
ひ》に御潜めになったので、笙《しょう》こそ御吹きになりませんでしたが、あの名高い
帥民部卿《そちのみんぶきょう》以来、三舟《さんしゅう》に乗るものは、若殿様|御一....
「軍用鮫」より 著者:海野十三
をやっているところは、とても人間業とは見えぬげに勇ましき光景であった。 「もし大
帥閣下、馮副官からの無電がまいりました」 と、蒋秘書官が、楊《ヤン》博士の長い....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
す。また大規模な迂回作戦を不徹底ならしめたのは、モルトケ大将が、シュリーフェン元
帥の計画では重大条件であったオランダの中立侵犯を断念したことが、最も有力な原因と....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
「それが真偽いずれにしても、興味ある報道ですね」 ◯ラジオ報道は、ムッソリーニ総
帥が遂にイタリアの反乱軍の手によって殺害されたと伝う。 ◯モロトフ氏、急いで桑港....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
校の入学試験を受けた。そして虎公にも誓ったように、自分の写真の裏には未来の陸軍元
帥なぞと書いていたが、試験のための勉強はちっともしなかった。そして見事に落第した....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
なじことを繰り返して頼んで去った。 夜が明けかかると、土地の役人が来て、荊州の
帥があなたを御招待して朝飯をさしあげたいと言った。先生はそれにも承知の旨を答えた....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
っと良い御商法になりましょう」 そこで、呉の地方へ舟を廻しますと、あたかも呉の
帥が死んで、その棺にする杉の板が入用だということになったのですが、その土地にはよ....
「続獄中記」より 著者:大杉栄
見ようかと思った。軍人の家に生れて、軍人の周囲に育って、そして自分も未来の陸軍元
帥といったような抱負で陸軍の学校にはいった、ちょっと手におえなかった一腕白少年が....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
幕僚会議の準備ができましたから、どうぞ」 「おお、そうか」 戦争長官ラヂウム元
帥は、自分の机のうえに足をあげて、動物漫画の本を読んでいたが、ここで、残念そうに....
「地球要塞」より 著者:海野十三
ろうか。 それは、もちろん私を招いた人であるが、その人こそ戦軍総司令官の鬼塚元
帥《おにづかげんすい》であったのだ。 今こそ、一切をここに書くが、私――黒馬博....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
からして、一同に伝える」艦長は無線電信を記した紙片をうやうやしく押戴いて、「大元
帥陛下には、只今、×国に対して宣戦の詔勅を下し給うた」 ×国へ対して宣戦布告―....
「風波」より 著者:井上紅梅
だ。大兵が今にもここへ到著するのをお前達は知らないのか。今度おいでになるのは張大
帥だ。張大
帥はすなわち燕人張翼徳の後裔で、彼が一度丈八の蛇矛を支えて立つと、万夫....
「母と娘」より 著者:岡本かの子
友は彼女を其の父の位の通りアグネス中尉閣下と囃した。卒業する年には持って生れた統
帥力は全校八百の総指揮を鮮やかにやってのけて顧問の現役陸軍士官に賞讃された程だっ....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
市長側とうまく行かない点もあったと思う。市長はわれわれと会った時、マッカーサー元
帥からの電報も来ている、自分も心から歓迎すると述べ、署名入の絵などを呉れて、非常....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
、前者に在りては戦略は政略を超越するも後者に在りては逐次政略の地位を高め、遂に将
帥は政治の方針によりその作戦を指導するに至ることあり。 三 持久戦争は長期にわた....