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師団
「師団〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
師団の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「疑惑」より 著者:芥川竜之介
ざいます。長良川《ながらがわ》鉄橋陥落の図、尾張《おわり》紡績会社破壊の図、第三
師団兵士|屍体発掘《したいはっくつ》の図、愛知病院負傷者救護の図――そう云う凄惨....
「将軍」より 著者:芥川竜之介
一 白襷隊
明治三十七年十一月二十六日の未明だった。第×
師団第×聯隊の白襷隊《しろだすきたい》は、松樹山《しょうじゅざん》の補備砲台《ほ....
「放送された遺言」より 著者:海野十三
の収容自動車を送り、私刑を行なわんとてひしめく群衆を制するために、その沿道に二個
師団の兵士と三千人の警官とを集中したのであった。私が古なじみの雑仕婦の欲心と弱き....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
少してベルダン以西に主力を用い、パリを大兵力をもって攻囲した上、更に七軍団(十四
師団)の強大な兵団をもってパリ西南方から遠く迂回し、敵主力の背後を攻撃するという....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
に合わなかったのだった。それは通行の女人達が、不熱心なわけでは無く、東京に属する
師団の動員が、余りに速かったのである。 或る者は、交番の前に、青物の車を置いた....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
言のように言っていたが、やがて自分に帰ったようになって、 「その東という人は第二
師団で有名な精神家だったんだ。その人の息子がどうしてまたこんなところへはいるよう....
「戦話」より 著者:岩野泡鳴
ほッと一息したまま、また正気を失てしもた。そこからまた一千メートル程のとこに第○
師団第二野戦病院があって、そこへ転送され、二十四日には長嶺子定立病院にあった。そ....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
ことができなかった。なぜなら、帆村はその夜、東北方面の優秀な特科兵で編成された某
師団が、その夜を期して西の方へ急行することを知っていたので、それを思いあわせて、....
「太平洋雷撃戦隊」より 著者:海野十三
燃え出す。積みこんだ火薬に火がついて爆発がさらに一段と激しくなる。そうなると二個
師団の×国陸軍の兵士たちは、ポンポン空中高く跳ねとばされる。商船同士衝突する……....
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
て、 「二十だ……鼬だ……べべべべ、べい――」 四 ここに、第九
師団|衛戍病院の白い分院がある。――薬師寺、万松園、春日山などと共に、療養院は、....
「人造物語」より 著者:海野十三
造船所の代りに、人造人間製造会社が、驚くべき繁栄をなすことであろう。人造人間の幾
師団かが、突撃するうしろには、人造人間母艦(というのはおかしいが)があって、死ん....
「火薬庫」より 著者:岡本綺堂
ら一週間ほど過ぎた後のことです。――の当時はまだ二十四、五の青年で、北の地方の某
師団所在地にある同じ会社の支店詰めであったそうで、勿論、その地位もまだ低い、単に....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
究団の発会式に傍聴に出かけて猛烈なる弥次闘争を展開した。当日は名前は忘れたが第一
師団長?が幕僚を従えて大勢乗り込んで、激励の辞をやったのであるが「汝らの勲章から....
「赤兵の歌」より 著者:江森盛弥
俺達は一度に声を挙げて集まって来たのだ、 反動の軍旗をへし折って来たのだ、 真っ青になって口も利けなくなった
師団長の 高慢なシャッポを蹴飛ばして来たのだ。 俺達は目まいのしそうなビルディン....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
のであった。その結果、昭和四年七月、板垣大佐を総裁官とし、関東軍独立守備隊、駐箚
師団の参謀らを以て、哈爾賓、斉々|哈爾、海拉爾、満州里方面に参謀演習旅行を行なっ....