席札[語句情報] »
席札
「席札〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
席札の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒百合」より 著者:泉鏡花
親の留守に迎に来て連れて行って、そのために先生は他の生徒の父兄等に信用を失って、
席札は櫛の歯の折れるように透いて無くなったが、あえて意にも留めないで、ますます滝....
「魔都」より 著者:久生十蘭
た。この人物は度胸もない癖に概して血気に逸る方だから、これを見るとカッと逆上して
席札を引っ掴んで上席の方へ進んで行き、朝日新聞の隣の席に座を占めようとしたが、元....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
佐倉屋は、昨夜の佐原屋と同じように、蕃拉布できつく首を絞められて絶命していた。
席札《せきふだ》 長崎屋の寮の筥棟《はこむね》の上。 まるで雨乞いでもするよ....