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「帯広〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

帯広の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高野聖」より 著者:泉鏡花
りそうな顔をして。 これが泊《とまり》に着くと、大形の浴衣《ゆかた》に変って、帯広解《おびひろげ》で焼酎《しょうちゅう》をちびりちびり遣《や》りながら、旅籠屋....
第五氷河期」より 著者:海野十三
ではなく、同時に十数カ所にのぼるものと思われます。北の方から申し上げますと、まず帯広付近、青森県においては……」 というわけで、地震は、まことにめずらしい話だ....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
の勤務した郵便局を教えられ、高島駅で又一君に別れ、池田駅で旭川行の汽車に乗換え、帯広で貢君に別れ、余等は来た時の同行三人となって了った。汽車は西へ西へと走って、....
人造人間事件」より 著者:海野十三
う所謂国際連盟委員がドヤドヤと入ってきた。雁金検事、丘予審判事、大江山捜査課長、帯広警部をはじめ多数の係官一行の顔がすっかり揃っていた。「お、帆村君、もう来てい....
関牧塲創業記事」より 著者:関寛
日発にて牧塲に向う。落合迄※車、夫れより国境の嶮は歩行し、清水にて一泊。夫れより帯広に出で、来合わせたる又一に面話し、一泊。高島農塲に一泊。利別一泊。足寄にて渋....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
うので、襟巾が三寸五分ある小紋の白ばっくれたような羽織を着ましたが、前から見ると帯広|裸体で居るような姿をして、五八と一緒に憤り切って出掛けて往きます。此方は今....
海豹島」より 著者:久生十蘭
してみなが寝くたばっているのをみると、きゅうに欲がでて、なんとかして罪をのがれ、帯広へでも行って花子とくらしたいというような気になり、いろいろかんがえたすえ、み....
押しかけ女房」より 著者:伊藤永之介
居た、今まで」 「ニユーギニヤだよ、お前はどこで負けたことを聞いた」 「北海道の帯広だよ、近いからな、直ぐ帰つて来た」 「ほー、そりや、得したなあ」 酔つたよ....
帯広まで」より 著者:林芙美子
お母さんがあいぬだそうだ」 「じゃ、北海道のどこかなのね、お国は……」 「うん、帯広って処だそうだ」 「あなた好きなのでしょう」 「好きだよ」 「どんなに好きな....