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帰去来
「帰去来〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
帰去来の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「故郷」より 著者:太宰治
昨年の夏、私は十年|振りで故郷を見た。その時の事を、ことしの秋四十一枚の短篇にまとめ、「
帰去来」という題を附けて、或る季刊冊子の編輯部に送った。その直後の事である。れい....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
た人間だとは思わない。が、昨の非を悔い今の是を悟っている上から云えば、予も亦同じ
帰去来の人である。春風は既に予が草堂の簷を吹いた。これから予も軽燕と共に、そろそ....
「二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
鵡含秋思。聰明憶別離。――杜甫―― 桃花流水沓然去。別有天地非人間。――李白――
帰去来兮。と君は誘うのか。僕はすべての詩を拒否する。 *8 なべての....
「西瓜」より 著者:永井荷風
求めたものもあった。わたくしが人より教えられざるに、夙《はや》く学生のころから『
帰去来《ききょらい》の賦《ふ》』を誦し、また『楚辞』をよまむことを冀《こいねが》....