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常世の
「常世の〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
常世のの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
》の長鳴鳥《ながなきどり》を聚《あつ》め互いに長鳴せしめたと見ゆ。本居宣長曰く、
常世の長鳴鳥とは鶏をいう。常世は常夜《とこよ》で常世とは別なり。言の同じきままに....
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
じゃ、ともこうも言われぬか。鉢の木ではないのじゃが、蚊に焚く柴もあるものを、……
常世の宿なら、こう情なくは扱うまい。……雪の降らぬがせめてもじゃ。 百合 真夏土....
「水の女」より 著者:折口信夫
言えば、温湯を思うようになったのは、「出づるゆ」からである。神聖なことを示す温い
常世の水の、しかも不慮の湧出を讃えて、ゆかはと言うた。「いづ」の古義は、思いがけ....
「赤い玉」より 著者:楠山正雄
皇后のお母君になった方です。それから垂仁天皇のおいいつけで、はるかな海を渡って、
常世の国までたちばなの実を取りに行った田道間守は、天日矛には五|代めの孫でした。....
「朱欒の花のさく頃」より 著者:杉田久女
ってきかせたことがあった。 一体私の父は松本人。母はあの時じくの香ぐの木の実を
常世の国から携え帰った田道間守の、但馬の国|出石の産なので、こじつけの様ではある....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
も知れぬ限りない時の間は一体いつまで続くと云うのじゃろうか? これは、見果てなき
常世の夢じゃ。そうじゃ、儂は見果てなき
常世の夢に生きている。……お若い方、貴方に....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
風に
身を委ねて降りては昇る。
かなたこなたへ往いては返る。
産の褥、死の冢穴。
常世の海原。
経緯の糸の交。
燃ゆる命。
かくて「時」のさわ立つ機を己は織る。
....
「古事記」より 著者:太安万侶
后樣に獻り、蔓四本矛四本を天皇の御陵のほとりに獻つて、それを捧げて叫び泣いて、「
常世の國の時じくの香《かぐ》の木の實を持つて參上致しました」と申して、遂に叫び死....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
においてこれを経験している。チャボと名古屋|交趾とを並べて鳴かせて見ても、神代の
常世の長鳴鳥の声音を、想像することはむつかしい。単に生れが異なる故にその声がちが....