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「常夜灯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

常夜灯の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
深夜の市長」より 著者:海野十三
きこむと、昼間見れば真黒な溝泥の水を湛えた汚い水面が、両岸の工場の塀外にさし出た常夜灯の眩しい光に照り映えて、まるで鏡のように光っていた。夜は昼間と全然違った別....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
げて、次の構えに移ったと見えて、青ざめた星の光が、刀身にちらちらときらめき、遠い常夜灯のあかりに、餌食《えじき》を狙《ねら》う動物のように、少しばかり背かがみに....
暗号の役割」より 著者:海野十三
ずしりと重いものを突っ掛けた。見ると折鞄が落ちていた。 彼はそれを拾いあげて、常夜灯の下まで持っていって改めた。このとき彼の眼は、もう酔眼ではなかったが、全く....
絶景万国博覧会」より 著者:小栗虫太郎
て、玉屋ばかりじゃないのだよ、廓中あげての大評判。四郎兵衛さんの会所から秋葉様の常夜灯までの間を虱潰しに数えてみた所で、あの人に気のない花魁などと云ったら、そり....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
目送されます。 毎日急ぎ足で学校へ通う道をぶらぶら歩いて、牛の御前の前を通り、常夜灯のある坂から土手へ上り、土手を下りて川縁へ出ると渡し場です。ちょうど船の出....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
(七)信徒は珠数を用うること (八)合掌跪座すること (九)香を焼くこと (十)常夜灯を点ずること (十一)読経、説教の順序、体裁の同一なること (十二)鈴およ....