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常州
「常州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
常州の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
た。 (二)奇異の血汐《ちしお》 徒歩出発地は前にいう太平洋沿岸方面の
常州《じょうしゅう》水戸で、到着地は日本海沿岸の越後国《えちごのくに》直江津《な....
「怪異考」より 著者:寺田寅彦
という。七月になりかかると、秋風が立ち初める、とギバの難は影を隠してしまう。武州
常州あたりでもやはり四月から七月と言っている」。また晴天には現われず「晴れては曇....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
国《しょうごく》まで見抜きなさるお前さんは――」 「わしかね、わしも実は関東さ、
常州水戸……ではない土浦生れが流れ流れて、花の都で女子供を相手にこんな商売をして....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、やはり、お武家様方の守り神でござります、春日四所大神と申しまして、その第一殿が
常州鹿島の明神、第二殿が下総香取《しもうさかとり》の明神と申すことでござりまする....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
の土をふんで、一団の人かげが刀を杖つき、負傷者《ておい》をかばって遠く宿を離れ、
常州《じょうしゅう》をさしてひた走りに落ちのびていた。
今宵の乱闘にまたもや敗....
「大鵬のゆくえ」より 著者:国枝史郎
ずれも小人数の供を連れ、写山楼差してやって来た。 五万八千石|久世大和守。――
常州関宿の城主である。喜連川の城主喜連川左馬頭――不思議のことにはこの人は無高だ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
寸許新枝ハ浮毛ヲ帯ブレドモ旧枝ニハ毛ナシ予先年此種ヲ大隅佐多付近ニテ採リ昨年四月
常州筑波山下ニテモ採レリ筑波山ニアリシ樹ハ直径壱尺余ニシテ直聳シ喬木ヲ成セリ此種....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
が出て諸方の貸元衆や旦那衆御出向きの上、寄合い盆割りでやらかすんでがすが、今度も
常州一帯下野辺からまで諸方の代貸元達や旦那衆がズラリと顔を揃えて今夜も市は栄えて....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
る人の説に、これ電気の作用なりと申せども、これまた了解しがたし、云云。 また、
常州土浦町、五頭氏の報知によれば、「盆の裏へ狐狗狸の三字を指頭にて書き、それに風....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
一三・七四 一・四一 六九・〇二 一・〇四 〇・七三
常州産小麦粉 一四・九九 一四・二二 一・二五 六八・〇七....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
廻状が出て諸方の貸元衆や旦那衆お出向きの上、寄合い盆割でやらかすんですが、今度も
常州一帯下野辺からまで諸方の代貸元達や旦那衆がズラリと顔を揃えて今夜も市は栄えて....
「旗岡巡査」より 著者:吉川英治
からだった。 それにまた、磋磯之介は、烏山を去ってから、越後に隠れ、後にまた、
常州の湊の戦乱に参加して、ほとんど、世人の思い出しそうな所には、一日も身を置いて....