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常明
「常明〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
常明の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
それも寒風の松並木のあたりへ来ると、グッと静かになって、昼の人出はどこへやら、
常明寺《じょうみょうじ》から響く鐘の音が、ここばかりは陰《いん》に籠《こも》るか....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
していられるので、誰もが小さく思ったのでした。 御遺言にまかせて、お骨は土山の
常明寺の祖父のお墓の傍に納めました。年が立って兄も亡くなられ、向島の墓も都合で三....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
るけれども、一つも確証のあるものはない。皆後世人の附会したものばかりです。それで
常明山という所に楠公の腹巻きというものが一つあったそうで、これは正しく当時のもの....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
って、たそがれ、追ッ放して帰したという。 さらにこんなこともある。 天王寺の
常明燈御料の田を、師泰は自己の領に加えてしまった。ために油の料にも事を欠いて天王....